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TNN豊中報道。2

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「川は時代の先駆けをゆく」/水都大阪のクルーズ船で神崎川を周遊する「豊中クルーズ」に参加して「知られざる豊中の歴史」を学んできた

アバター画像でっしー@TNN 2023年11月06日

こんにちは。でっしー@TNNです。

今回は、11月4日(土)に開催された豊中市主催の「豊中クルーズ」のもようをお届けしたいと思います。

「クルーズ」といっても、いるかウォッチングやディナークルーズではないですよ。豊中最南端にある「グリーンスポーツセンター」や「あるごの湯」が面する神崎川をクルーズし、豊中の文化や歴史を学び、豊中の魅力を発見しよう!というもの。※豊中市HPより

以前TNNで話題にした大島町にあるグリーンスポーツセンターに「築城」された「グリスポキャッスル」の開城1周年を記念して開かれたイベントです。グリスポキャッスルを話題にした記事はここをクリック

集合場所は「三国防災船着場」でした。地図ではだいたいこの辺り。※「三国防災船着場」は災害時における物資救援などのために整備された場所です。

阪急三国駅を降りて神崎川の方に向かい、河川敷を5分ほど歩くと、受付場所が見えてきました。

受付を済ませたところで、

学生さんを発見!クルーズを案内してくれる武庫川女子大学 三宅先生のゼミ生だそう。今回はボランティアとしてイベントのお手伝いをしているんだって。

さらに消防署の方も。

たくさんの方が関わるイベントなんですね。ワクワクしてきました。

と、そうこうしているうちに時間になりました。中之島から夢洲を経由して2時間かけてここ神崎川にやってきたクルーズ船「えびす号」に乗り込みます。1700人の応募(!)から運よく当選されたみなさんと一緒に。

別れの紙テープを子どもたちに持ってもらい、いざ出航です!

神崎川を下流に向けて出発すると、さっそくお話が始まりましたよ。最初に、豊中市役所スポーツ振興課の山村さんから豆知識が。

岸にかかる赤いはしご。50メートル間隔で設置されています。※豊中市側

消防士さんが溺れている人を助けたのは良いけど、はしごがなくて岸にあがれなかったことがあって設置されたとのこと。消防士さんの勇気ある行動が生んだ安全装置です。※大阪市側

さあ、今回「水先案内人」としてクルーズをガイドしてくださるのは、武庫川女子大学の三宅正弘教授です。都市計画を研究されており、豊中市文化財保護審議会委員も務めていらっしゃいます。どんなお話が聞けるのか、楽しみです。

時刻は13時、天気は晴れ。少し汗ばむ気候で、クルーズ日和です。顔に心地よい風を受けながら、船が進んでいきます。気持ちいー!※津波の際の指定緊急避難場所になっている神崎川ダイドーボウル横の「神崎川日光ハイツ」

三宅教授「これは何の管だと思う?」子どもたち「ガス!」←正解。当たり前かもしれないけど、大切なインフラが川に架かっているんですね。

少しして、右手に「開城」1周年の「グリスポキャッスル」が見えてきました。横の広場は昔、阪急が運営する豚や鶏の牧場だったんだそう。ここから、スーパーにお肉を供給していたんですね。

グリスポキャッスル前でみなさんが手を振っているのは…

サッカークラブの少年たち。普段はなかなか味わえない、温かいつながりですね。今年の流行語大賞候補「ひき肉です!」と叫ぶサッカー少年たちに一同爆笑。

「今日は神崎川に架かる橋の名前を覚えて帰ってください」と三宅教授。この橋は大阪と豊中を結んでいるから大豊橋というみたい。なんでもない橋にも全てに名前がついているのだ。

大豊橋を過ぎて少ししたら見えてきたのが、「毛斯綸大橋」。おそらく日本で唯一だという名前がフランス語の橋で、「毛斯綸(モスリン)」と読むそうです。モスリンとは織物のことで、昔このあたりにモスリン工場があったことで名付けられたそうです。

神崎川には、新幹線や阪急など複数の線路がかかっていますから、列車も見ることができて楽しいですね。と、ここでUターン。

Uターンして左手にあるのは、旧猪名川水門です。実は、伊丹は清酒発祥の地だそうで、むかしむかしはこのあたりが清酒を全国へ運ぶ航路だったようです。

水門の近くにあるシオノギ製薬の研究センターは、有名な建築賞を受賞している優れた建築物だそう。

川辺に薬の会社が多いな~。と思ったら、豊中本社の三国製薬。

三宅教授「大阪は薬業のまちと言われてて、この辺りにも製薬会社が多いんですよ。」しかし最近では、製薬会社の工場が物流センターに生まれ変わることが増えているそう。ここも昔は製薬会社やったみたい。

と、興味深い話を聞いている間に、また参加者のみなさんが手を振っていると思ったら、消防士さんたちがいるではありませんか!クルーズイベントのために消防車3台とともにかけつけてくださったそうです。

この日は水難事故の訓練をされていました。

出発地の三国防災船着場を超え、あるごの湯を左手に見ながら、お食事処「かんざき」、リバーサイドビューのBBQプランがある「あるごの湯」。

阪急宝塚線の線路のほうまで船が進みます。水鳥さんたちがたくさんいました。

三宅教授「これは水管橋です」川を越えて水を供給する大切なインフラです。

阪急宝塚線の線路が見えてきました。

 

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