豊中駅近くの本町3丁目に、「天ぷら 好日(こうにち)」というお店がオープンしましたよ。
地図ではこちら
豊中駅近くのスクランブル交差点の北側、「花の部屋」から細い道に入った所にあります。※「ぽえむ」や「ビストロ×バル Marcy(マーシー)」の並びです
このお店、岡町にある天ぷらの名店「天ぷら割烹 たかの」の店長だった宮本さんが、独立してオープンされたお店なんですって。※「天ぷら割烹 たかの」は引き続き営業中です
程よく店内の様子を伺える擦りガラスの店先には、祝い花がたくさん飾られていましたよ。ではさっそくおじゃましてみますね。※おじゃまします
店内はこんな感じ。ダウンライトがほんのり光る上品な雰囲気の店内には、立派なL字型カウンターにお席が8席。
そして、調理の様子が見れるオープンキッチンになっています。
お客さんが来られる前に宮本さんにお話を伺いました。※「天ぷら 好日(こうにち)」をオープンされた宮本さん
--オープンおめでとうございます!お店について教えていただきたいのですが。
宮本さん
--自分でお店を作るのにあたって、こだわった所はありますか?
宮本さん
なるほど。椅子に座らせていただいて気づいたんですが、調理場を一段下げることによって、お客さんと目線の高さが合うようにされていたのがステキポイントだと思いましたよ。
では、美しくセットされたカウンター席に着席して、ランチコースをいただこうと思います。※ランチコース(5500円/税込み)/お支払いは現金で(カード決済申請中)
まずは、ドリンクメニューをチェックしてみましょうか。
奥さまが“ワインエキスパート”の資格をお持ちということで、ワインの品ぞろえもたくさんありましたよ。
天ぷらとワインのペアリングなんてオシャレ~♪と思いましたが…今回はお仕事ということで、熱いお茶でガマンです。※お湯飲みの絵柄も一つ一つ違うんだって
お席に予めセッティングされていたのは、右から「淡路島の自凝雫塩(おのころしずくしお)」、「自家製塩ポン酢」、あとは天つゆ用の大根おろしです。ここだけでも強いこだわりを感じますね。
カウンター席から、宮本さんの丁寧なお仕事ぶりを拝見しながら待っていると…
まず最初に前菜がやってきましたよ。目にも鮮やかな「鰆の炙りと春野菜 橙のジュレ」です。
“春野菜”は、ホワイトアスパラ、うるい、若ごぼう。橙のジュレに包まれて、さっぱり爽やかな味わいになっています。
香ばしく炙った鰆は、まさに春の訪れを感じる風味ですね。
前菜を楽しんでいる間に、調理場からは“パチパチ”“ポンポン”と天ぷらが揚がる心地よい音がしてきましたよ♪
天ぷら一発目は、「車海老の足」です。
宮本さん
このお塩、淡路島で作られている貴重なお塩だそうですが、ちょっと付けたけでもしっかり塩の味がして、素材の味を引き立てています。
次は「車海老」がやってきましたよ。※奥さまとのチームワークもバッチリです/奥さまとは同じ調理師専門学校で出会われたそう。一緒に働くのは今回が初めてなんだって
まずはお塩で。うわ、この車海老甘いわ~。そしてやっぱりお塩が甘味を引き立ててる。ええ仕事する塩やわ~。
二匹目は大根おろしをたっぷり付けた天つゆで。衣のサクッとした感じとお出汁のジュワ―とした感じが堪りませんね。
こちらは「タラの芽」。旬のお野菜ですね。
こちらもお塩で。爽やかな香りとほろ苦さが鼻を抜けていきます。
おや、こちらは?
宮本さん
ほほう、どちらもワラビみたいですね。「こごみ」はお塩で頂きましたよ。こちらも春を告げる山草ということで、寒い冬を生き抜いた力強いお味です。
「雁足」は天つゆで。あ、こごみと粘り気が違いますね。どちらも美味美味。※お野菜は東淀川の八百屋さんから仕入れているんだって
笑顔で接客していくださる宮本さん。敷居の高いお店と思い緊張していたのですが、説明も丁寧で、優しく接してくださいましたよ。※奈良のご出身だそうです