豊中が大好きな企業や団体のイチオシ情報を紹介する「TNNコマーシャル劇場」。
きも@TNNです。
昨年11月の「とよなか産業フェア」では、救命艇シェルターを展示し・・・
豊中市内の中学校の職場体験も受け入れている「ミズノマリン」さん。
マリンエンジンを知り尽くしたプロフェッショナルが集まり・・・
世界中に取引先を抱えるスゴイ会社なんです(先日の岡本会計事務所さんの記事にも登場)!
代表の水野さんからTNNのコンセプトに賛同していただき、徳ちゃん@TNN&こだまちゃん@TNNと訪問してきました♪
地図ではこちら、名神高速道路豊中ICの近くです。
まずは本社・工場の様子から紹介しますが、代表の水野さんからは「人生にとって大事なコト」や「改めて知る豊中の魅力」についても教えていただき、じんわりと感動を覚えることに。
きっと誰かに話したくなると思いますよ〜。
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スタッフのみなさんが明るく声をかけてくれたので、作業を少し見せてもらいました。
ワタシたち素人ではめっちゃキレイに見える部品を、入念にチェックしたり、磨いたり。
エンジンだけでなく、クルーザーの屋根も作っていて、質問をしたら丁寧に教えてくれます(余裕がある雰囲気がいいなーと思いました)。
階段を上りオフィスの扉を開けてあいさつをすると、奥のほうで女性たちがザワザワと(こちらの会社には、TNN読者さんがいるんですっ)。
※ガラーンとしているのは、みなさん作業中だから(出張修理に出かける社員の方も多いそう)
と通された応接室には、愛らしいテーブルや(こんなのはじめて見た)・・・
タイタニック号の模型などがあり、ハッ、ココは豊中で一番“海”を感じられる場所なのでは!
水野さん(代表)
「ようこそ! みなさん、オススメのお店を教えてくださいよ〜」
徳ちゃん@TNN
「服部天神駅前にできた肉匠豊乃さんはおいしかったですよ、それからアノ店も…(汗)」
おーい! もっと聞きたいけど、今日はグルメトークをする会じゃなーい。
話を戻して、一代で会社を成長させた水野さんに、過去から現在までを振り返ってもらいましたよ。
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分解するためにラジコンを買っていたという、無類のエンジン好きだった水野少年。
大学卒業後は自動車ディーラーに就職して整備士になりました。
あるとき、知らないおじさんから「キミ、ヨットに乗ってみるか? 電話番号を教えてくれ」という誘いを受けます(水野さん「男性が好きな人からモテたのかとビックリしちゃって!笑」)
そのおじさんから連絡をもらってヨットハーバーに行くと、外国製のエンジンを積んだ船の整備をすることに!
「技術の安売りをするな」と、当時の月収の1/3の謝礼を渡してくる船主もいたそうです。
25歳で船の修理屋として独立、当時はバブル真っ只中で外国製のクルーザーを持つ人がいっぱい。
依頼が殺到しても、水野さんは自ら船を分解して研究し、技術力を高めることに努力を惜しみませんでした。
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ある人の紹介で、デンマークのAABENRAA MOTORA社の営業担当・Mr.Henningと運命的な出会いを果たします。
そして、1993年にスウェーデンの船の部品メーカー・VOLVO PENTA JAPANとサービス協力店契約を締結(96年には同社の広域代理店に認定)。
これを機に、ドイツのMAN社など数々の有名企業と契約を結びました。
あるとき、Mr.Henningから「ボクを信じて救命ボートの検査資格を取ってほしい」と。
※タイタニック号の沈没事故を教訓に、現在の船舶には乗員乗客数以上の救命ボートの用意が義務づけられています(この国際基準が決まる前に、Mr.Henningはいち早くアドバイスしてくれたのです)
「小さな約束ほど守れ」を信条にするMr.He
nningは水野さんにとっての“師匠”、とは言うものの、難易度がかなり高い注文です…。
しかし、驚くほどのタイミングで知人から紹介された、タンザニア出身の通称Eddyさんが入社。
英語力と船舶の知識を兼ね備えたEddyさんをはじめ、社員のみなさんの活躍により、無事に資格を取得できました。
今では各国の救命ボートメーカーのライセンスを持ち、世界中を運航する船の安全を支えるまでになっています。
※チーフメカニックの岡本 閣之伸(かくのしん)さんは、2017年にテレビ東京の番組『ニッポンの技で世界を修理 世界!職人ワゴン』(第1弾)に出演!(それ以来、道で声をかけられることもあるそうですっ)
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東日本大震災が発生し、テレビで漁具を入れる容器に乗って助かる人々の様子を目にした水野さん。
「救命ボートがあれば、もっと大勢の人の命が救えたかもしれない」。
そう考えた水野さんは、救命艇シェルターの開発に乗り出します。
水野さんの今の目標は「南海トラフ地震に備えて、まずは企業や公共施設に救命艇シェルターを普及させること」。
※愛知県西尾市で実施した試乗体験の様子
水野さんの“大切な命を守る”取り組みは、これからも果てしなく続きます。
・・・救命艇シェルターとはどんなモノなのか、実際に見せてもらいましたよ。
中は快適、水が入っても絶対に沈まない造りになっているそう(驚)。
エンジン付きで自走できるうえ、トイレも完備されていました。
マリン事業なのに、なぜ本社はココ? 「豊中にこだわる」3つのワケ |
徳ちゃん@TNNが「ミズノマリンさんって豊中よりも海の近くにあったほうが便利な気が…(汗)」と素朴な疑問をつぶやいたら、水野さんが「それはまったく違うんです!」と。
そこで、水野さんが豊中を拠点に選んだ理由にも迫りました。
①空港&高速道路があり、全国と取引しやすい
水野さん
「当社は名神高速道路豊中ICからすぐで、東へも西へも移動がとにかくラクです。
例えば、沖縄から『部品がほしい』と依頼があったら・・・
※パーツの受注管理を担当する部署の前で
空港に持ち込んで航空便ですぐに運べるため、よく『こんなに速いとは思わなかった』と驚かれますよ」
※部品庫には、マリンエンジンパーツ&アクセサリーが大量にストックされていました
②近隣のモノづくり会社と協力し合える
水野さん
「周りにはステンレス加工、旋盤、溶接などを得意とする会社がたくさんあり、当社でできないことはお願いしています。
マリンエンジンのメンテナンスを行ううえで、頼れる会社が近くにあることは大きいですね。
モノづくりのまちと言うと東大阪をイメージされる方が多いと思いますが、豊中も日本の産業を支えていると思うんです」
※ミズノマリンさんが導入しているエンジンベンチテストマシン(海上の過酷な運転状態を再現してチェックできるそう)
③豊中市&商工会議所も頼りに!
水野さん
「“救命力世界一”を目指している豊中市からの支援を受け、一般家庭でも購入できる小型の救命艇シェルターも開発しました。
※2018年2月発表予定の8人乗りシェルター(まだ公表されていない写真をTNNが特別に入手!)
豊中商工会議所の方からは、助成金制度などの役立つ情報をいただき、仲よくなって一緒に遊びに行くほどに(笑)。
豊中には気さくな方が多く、楽しく仕事ができる場所ですね」
最後に、取材に同行したTNNメンバーに感想を聞いてみました。
こだまちゃん@TNN
「みなさん優しくて親切、社長の水野さんはノリがよくて!
とっても楽しそうな職場だなぁー、と思いまいた」
徳ちゃん@TNN
「自分の世界を広げるには、やはり人とのつながりが大事なんやなぁ。
水野さんは地元・豊中の特性もうまく活かしていて、うれしくなっちゃいましたよ」
ワタシはミズノマリンさんを訪問し、豊中には素敵な方がたくさんいるんだなぁ、と改めて感じました。
マリンエンジンや救命艇の検査、救命艇シェルターなど、ミズノマリンさんの事業に興味がある方は、ホームページもご参考に。
※ミズノマリンのホームページより
※お電話でお気軽にお問い合わせください。
☎06-6863-5233
(株式会社ミズノマリン 本社・工場)
■事業所 本社・工場:豊中市名神口1-12-15(→地図はこちら) TEL:06-6863-5233 FAX:06-6863-5029 東京支店サービスセンター:東京都大田区京浜島2-18-8 ■営業時間 ■ホームページからのお問い合わせ・資料請求、在庫の確認・お見積りはこちらまで |
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