みなさんこんにちは、ヤマグチ@TNNです。
千里ニュータウン地区にて豊中市初のEVバスによる自動運転実証が行われるということで、出発式にお邪魔してきましたよ。

会場となるのは、千里阪急ホテルです。

念のため地図ではこちら。
「自動運転」というと未来の運転技術のようですが、もうこんな身近なところまでやってきているんですね。

まず実証の目的などがスライドショーで説明されましたよ。

この実証は豊中市・関西電力株式会社・損害保険ジャパン株式会社・阪急電鉄株式会社の行政と民間業者が協力しています。

今回は「自動運転レベル2」というハンドル、アクセル、ブレーキの操作を部分的に支援した自動運転の実証になりますが、得られた結果をもとに今後は特定条件下における完全自動運転「自動運転レベル4」を目指すんだって。

豊中市の長内市長は超高齢化社会へ対応していく中で、今よりももっと高齢者への移動のアクセスが課題となってくると話されていました。

このエリアではグリーンスローモビリティ「モビとよ」が走っていますが※2023年11月にTNNでも実際に乗せていただきました
ボランティアの方に運転をお願いしている状況。まさしく自動運転の実証をしていただけるのはありがたいとお礼を述べられていました。※2023年11月撮影
説明の終了後は場所を玄関前に移動し、マチカネくんも参加した

テープカットが行われましたよ。

こちらが実際に今回走行するEVバスです。全長7.2m・自動走行運転時の乗車人数は15名。通行ルートの道路幅の関係で小型バスが採用されたそうです。

さぁ、実際にバスに乗り込みますよ!

今回の実証実験の走行ルートはこんな感じ。千里阪急ホテルからもくせい公園まで行き、ぐるっと戻ってくる15分ほどの旅路になります。※クリック、タップで拡大できます
車内はつり革や

停止ボタンなど普通のバスに必要なものが付属されているんですが

見慣れないメカメカしいモニターも付いていますね。

事前に3次元の高性能のマップを作成した上で

車体上部のセンサーが走行しながら感知したマップと掛け合わせることによって、リアルタイムの地図がディスプレイに表示されているそう。

自動運転できる時はレーンが緑色、歩行者や路駐の車両があるなど障害物を感知した場合は赤色に変化するんだって。

って今めっちゃ真っ赤やん(汗)と思っていると

「周りにいる方がこちらを向いているので「歩いてくるかもしれない」とAIが判断してルートが赤色になっている」そう。すごい!

車体には、本当に沢山のカメラやセンサーが取り付けられていましたよ。※これ一台でいくらするんやろうか・・・
それでは出発進行!

一部手動介入のシチュエーションがあるそうですが、サイネージで自動運転車か手動運転か分かるそうです。※こちらは自動運転の状態
万博で発展した千里ニュータウンの街を、また大阪で万博が行われる年に新しい技術を持った未来のバスが走る。なんだか感慨深いものがありますね。※奥に見えるのが豊泉家千里体育館
直線の見通しの良い場所では最高速度が35km/hまで出るので、大きくてまっすぐな道はある程度スピードが出ている感じがしました。

途中歩行者の方が道を譲ってくださるとかそういうシチュエーションもあるのですが、機械なのでそこは判断が難しくブレーキがかかります。深く椅子には腰かけた方が良いですね。※豊中新千里東郵便局
感心している間にあっという間に戻ってきました。お疲れ様でした~。

最後に市長に乗り心地を聞いてみました。

長内市長

長内市長

実証は28日(金)までです。見かけた人はラッキーかもしれませんよ♪

お話を聞かせていただいたみなさん、ありがとうございました!
