豊中駅近くの本町1丁目に「atebu (アテブ)」というフレンチのお店がオープンしていましたよ。

地図ではこちら
豊中駅南東側から徒歩1分ほどの「サンカッ区」エリアにあります。

あれ?この場所って2023年5月に惜しまれながら閉店した「ワイン食堂 PERTICA(ペルティカ)」があった場所ですよね。

そう「atebu (アテブ)」は元「ペルティカ」のシェフ白竹さんとソムリエ池田さんが、新しくオープンされたお店なんです。※2024年8月オープン
ではさっそくおじゃましたいのですが…ハルナ@TNN、いささか緊張しております。なぜならば…

今回、TNN史上最もリッチなお値段※のお料理をいただくからです(汗)。※おまかせコース(15,000円)/税抜/別途サービス料10%
いったいどんなお料理が待っているのでしょうか…。ドキドキしながら、おじゃましま~す。※現在はディナーのみの営業なのですが、今回は特別にお昼に開店してくださいました
店内に入ると、まず目に入ってきたのが真正面に構える大きなワインセラー。膨大なワインの数です。※一本ウン百万円のワインも…!
客席はこんな感じ。空間を贅沢に使っており、白い壁が開放感を演出しています。

今回はお昼におじゃましましたが、夜もキャンドルがゆらめいていい雰囲気なんだろうな~。
お席は、キレイにテーブルセッティングされていましたよ。

ナプキンの折り方に、遊び心が感じられますね。

それでは「atebu (アテブ)」をオープンされた、白竹さんと池田さんにお話を伺ってみましょうか。※左がシェフ(兼ソムリエ)の白竹さん、右がソムリエ(兼パティシエ)の池田さん
白竹さん
ーー今回人気のあった「ペルティカ」をクローズして新店を構えたわけですが、どうしてですか?
白竹さん

池田さん
お二人の、お店に懸ける熱い思いが伝わってきますね。ではさっそく、お料理をいただいてみたいと思います。

最初はソムリエ池田さんがセレクトしてくださった「Henriot(アンリオ)」というシャンパンをいただきましたよ。※アンリオ ブリュットスーヴェラン
それでは、かんぱ~い♪※ヤマグチ@TNNと一緒に行ってきました/ヤマグチ@TNNは「紅玉白茶」という台湾茶
そしていよいよ、コース料理の始まりです。

蓋を開けると…深いコンソメの香りが、ふわぁぁっと広がります。

一品目は「鶏とモリーユ茸のコンソメスープ」。上にはハーブオイルがかかってあり、シンプルだけど最高に手間暇かかったスープです。これから始まるコース料理の期待を高めてくれます。

二品目は…これまた芸術的なお料理がやってきましたよ。

一品ずつ紹介していきますね。左手前のこちらはポートワイン、みりん、紹興酒を塗りながら焼いた「鰻」。絶妙な重厚感のある味わいでしたよ。

右手前のコロンとした緑色のお料理はコロッケ。割ってみると中には牛テールの赤ワイン煮込みが隠されており、なんとも贅沢。

左上は「パラミストサンド」。48ヶ月間長期肥育された格別の近江牛に、下にはカシューナッツのペーストが挟んであります。
ヤギのチーズのシューの中には長野県産サーモンを自家製でスモークサーモンにしたものと燻製キャビアが。さりげないお皿に中には、とんでもない食材が詰まっていました(驚)。

次に運ばれてきたのは…これまたトレビアンな盛り付け。「鮪のタブレサラダ仕立て」です。

熟成させた鮪の下には、お米、キュウリ、パプリカ、みょうが等がバランスよく調和しています。※本来はパスタ(クスクス)を使ったフランス料理ですが、お米を使って日本風にアレンジ
松の実とパクチ―とライムのソースにつけると、爽やかが加わってまた違った味わいに。

海苔かと思う程パリパリに乾燥させた黒キャベツと一緒に頂いても美味。一皿でいくつもの味が楽しめます。

この時点で新たな食の感動が止まりませんが、また美しい料理が運ばれてきましたよ。

そしてペアリングも二杯目に突入。オーストラリアのワイン「トゥニ― ロックフォード 」です。※トゥニ― ロックフォード
「焼いたファアグラの冷製テリーヌ」は、杏、ピスタチオ、イチヂク等にシャンパンを煮詰めたソースがかかっており、洗練されたお味。

お料理に合わせてブリオッシュなどではなく、苦みのあるカヌレが添えられています。相性バツグンですね。※カヌレは銅型に蜜蝋を塗りお客様の来店時間を逆算して作っているんだって
甘くて濃厚な赤ワインとも、秀逸なマリアージュ。さすがプロのセレクト、脱帽です。

ヤマグチ@TNNは「鳳凰単叢 蜜蘭香(ほうおうたんそう みつらんしゃん)」という中国茶。ノンアルコールドリンクも30種類ほど用意してあるので、お酒が苦手な人でも大丈夫♪
次は魚料理「甘鯛」です。食器も料理に合わせていて、どれも華麗で見惚れてしまいます。

バターソースをかけてもらい、いただきま~す。※ソースやフォンは既製品を一切使わずに長い時間をかけて仕上げてるんだって