こんにちは。でっしー@TNNです。今回は、読者さんから頂いたご依頼にチャレンジしたいと思います。
そして、情報と共に読者さんからいただいた画像がこちらです。※読者さんより引用
緑の外壁に木製のドアが、カントリー調でカワイイですね。でも、看板がないし、お店っぽさはないなぁ…?
どんな場所なんだろう?ということで、実際に行ってみました。
地図ではこちら
空港線沿いの路地奥
豊中市の名物スポットのひとつ、飛行機が大迫力で見られる「千里川」の土手の近くにあります。
あ、見えてきた!
お店っぽい外観ではありますが、やっぱり看板などは無く。ホントに何をやっている場所なのか分かりません…(汗)
中に人がいらっしゃる気配はしたので、意を決してドアを開けてみます…。
店内はこんな感じ。焼き立てのパンがずらりと並んでいます。やっぱり読者さんが言っていた通り、パン屋さんっぽいですね…!※あれ、でも看板ないし、めちゃくちゃ入りづらいパン屋さんやない?!
――失礼します、読者さんから調査の依頼があり、取材にお邪魔したのですが…。
「バレましたか(笑)どうぞどうぞ」と、お忙しい中出迎えてくださったのは、店主の前出高志さん。※本当に何屋さんか分かっていなかったので、とてもドキドキしながらドアを開けました(汗)/優しそうな人でよかった~
建物の中には、パン生地を発酵する機械や
オーブンがドドーンと置かれております。ここでパンをイチから作ってらっしゃるようですね。
――ここは、秘密でやっていらっしゃる”隠れ家的パン屋”さんなのでしょうか?
前出さん
前出さんはショッピングセンターにあるような有名なパン屋さんで長年働かれていたそう。そこで手にした技術を武器に独立し、3年前までは吹田・山田でお父様と一緒に店舗を経営していたみたい。※名前の由来は「おじさんが1人でお店を営んでいるから」ということから「アンクル(おじさん)」とつけられたそう/お店のロゴに緑が入っているので外観が「緑」色をしていたんですね!
現在の場所に作業場を移してからは移動販売がメインだそうで、週に5日間千里中央付近の「近隣センター(地域にある商店街のような場所)」を中心に出張販売をされています。※2023年、新千里南町近隣センターでの販売のようす
出張販売スケジュールは2024年3月現在でこんな感じ。※最新の情報はベーカリーアンクルの公式X(旧Twitter)をご覧ください
「近隣センター」は後継者不足などによる商店の閉店が続き、高齢者が気軽に行ける買い物の場が少なくなっているという課題があるそうです。※2023年7月に閉店した新千里北町の「北町近隣センター」にあるスーパー「フレッシュマルチュウ」
前出さんは千里中央のご出身。移動販売を通して高齢者や地域の人とコミュニケーションを行い、地元への地域貢献を行っているんだって。「移動販売が学校以外の中高生の居場所になれば嬉しい」と前出さん。前出さんに話をしにくる学生もいるそう。
たまに地域のイベントにも出張されるそうで、早い時には3時間で売り切れることもあるみたい(驚)
人気の理由は子どもから高齢の方まで、安心して食べられる”やさしいパン”だから。前出さんの作るパンはマーガリンや保存料を一切使っていないそうです。
この日は卵を使っていない「ハイジの白パン」や※「ハイジの白パン」120円
「ベーコンとモッツアレラチーズのパン」など、美味しそうなパンがたくさん作られていましたよ。