みなさんこんにちは、ヤマグチ@TNNです。
今回は豊中市初となる小中一貫の義務教育学校「庄内さくら学園」のレポート後編をお届けいたします(前編はこちら)。
地図ではこちら
前編では1階、4階と移動してきましたが、今回は3階、2階、1階をレポートしますよ。
ではでは、3階を見てみましょう。※タップ、スワイプ、クリックで拡大できます。
4階から3階に降りるのは、吹き抜けの階段。建物内を見ていると、柔らかい色を使っていたり、木材をたっぷり使っていたりと、学校特有の閉塞感が無いように感じられました。
高い天井と大きな窓から光が射して、すごく気持ちの良い空間。生徒達ものびのびと学校生活を送れるんじゃないんでしょうか。※設計は類塾で有名な「類設計室」だそう
階段下も広間になっており、ホワイトボードやマイクもありました。ここで説明会なんかもできそうですね。
窓の外は屋上花壇が。花が咲いたら一層素敵だろうな~。
「3階のワークスペース(廊下)は、他の階と少し違うんです!」と松井さん。前編でもお話しましたが、庄内さくら学園の廊下は「教室と廊下が一体」になり、学習スペースになるデザインなんですが、この階のスペースは更に広いですね。
「森林環境保全に関する自治体間連携協定」を結んでいる、島根県隠岐の島(おきのしま)の木材を使用してるんだって。キレイな木目。
この木がある分「書道」や「絵」などの展示場所が少なくなりそうですが…と話していると、松井さんが壁からガタゴトと何かを取り出してきました。
なるほど、アートスペースでもある壁が隠されていたんですね。ホワイトボードにもなっているので、第2ステージ(5~7年生)の学習にも使えそう。
では、廊下を抜けて
音楽室へ。
こちらは座学中心の音楽室。
立ち上がったり座ったりの動作がしやすいような、軽い椅子を採用されています。
向かいにあるもう一つの音楽室は、演奏中心の部屋。ドラムに木琴、大太鼓
指揮台や
立派なグランドピアノがありました。
さて、続いて2階に降りましょうか。※タップ、スワイプ、クリックで拡大できます。
こちらは図工室。
準備室を通って部屋へ向かいます。
電動糸ノコ。ウン十年ぶりに見たなぁ、と懐かしさに大興奮(笑)
どこか見覚えのある懐かしい図工室。「案外椅子とかは変わらないんですね」と松井さんに聞くと
「木を切ったりドリルを使うときなんかは、このタイプの椅子が一番固定しやすく使いやすいんですよ」と教えて下さいました。なるほど、昔ながらのものでも、機能が良ければそのまま使い続けるんですね~。
図工室を出て、そのお隣
小アリーナへ向かいます。
おー!広い!
バスケットボールコートが2面取れる大きさ。バスケのゴールは小学生の高さのものですね。
アリーナの床には、東京オリンピックの競技場にも使われた、フランス製の床材を使用したそう。
ある程度滑りながら、滑りすぎない最新の素材なんだって。押すと少し弾力がある、不思議な床でした。※確かに体育館ってズルズルに滑ってましたよね~(バスケの授業ではか雑巾踏んで滑らないようにしてました)
小アリーナを出ると
下足室と
懐かしのウォータークーラーが設置されていました。
小アリーナは、外階段から直接上がって来れるような仕組みになっています。
例えば交流試合などで、他の学校の生徒たちが来るような時は、校内に入れないよう扉が閉められるそうです。同じような仕組みは、校内のあちらこちらに見られましたよ。
小アリーナを出て
多目的室へ。
こちらの教室は、少人数での授業(選択科目など)に使われるそうです。
広い吹き抜けを通り
空間を抜けた先にある
このガラス張りの部屋は…?
コミュニケーションルーム、いわゆる外国語教室なんだって。
自由度の高い机や椅子が使われていますね。
プロジェクターを使うと、壁一面に映像が映せるようになっており、ICTの技術でリアルタイムに海外の生徒達と交流できるようになっているんだって。確かに画面が大きい方が臨場感もありますしね。スゴイ技術だな~。
コミュニケーションルームの向かいは、メディアセンター(図書館)。
様々なラインナップの本が並んでいましたよ。
小さい頃熱狂した「ウォーリーをさがせ!」や
英語版の鬼滅の刃も。※パラっと開いたら、丁度煉獄さんの心を燃やすシーンで、うっかり読み込んでしまいました…。
落ち着いて読書が楽しめそうな、窓際のスペースから
第1ステージの子ども達が、ゆっくり絵本を読むためのスペースも。全学年が使うものだからこそ、色々な楽しみ方ができそうな図書館でした。
そして、庄内さくら学園の2階は、お隣の庄内コラボセンター(ショコラ)と繋がっているんですよね!
さくら学園の図書館と、ショコラの図書館を繋ぐような造りになっています。
下にはかつての庄内小学校と第六中学校の間にあった「あいさつロード」が見えます。賑わいや潤いを生み出す地域の絆広場の創出という、両建物の役割の為にこういった造りになっているそうです。
きっと、授業が行われるようになれば、沢山の人々が交流する場所になるんだろうな~。
建物内最後、渡り廊下の先には※タップ、スワイプ、クリックで拡大できます。
大アリーナがありました。