読者のみなさん、年の瀬をいかがお過ごしですか? きも@TNNです。
先日【豊中市 今週のイベントまとめ】で告知した「豊中市民第九演奏会」。
※写真提供:豊中市立文化芸術センター
豊中に拠点を置く《日本センチュリー交響楽団》、《大阪音楽大学》の声楽陣、《合唱を愛する豊中市民》という「オール豊中」編成での初の演奏会とのことで(日本センチュリー交響楽団は服部緑地1丁目にありますっ)。
去る12月24日(日)、音楽のまち・豊中の実状を調査すべく(?)行ってきました(一度生で第九を聴いてみたい! という願望があっただけなのですが…照)。
会場は豊中市立文化芸術センター(最近、登場回数が多いですが、たまたまなんです←本当に!)。
地図ではこちら、駐車場もあります(はじめの30分は無料、その後は30分毎100円)。
外に掲示されたポスターを記念に撮影していた人がいたので、ワタシも真似してパシャリ。
開場時間の14時を過ぎ、大ホール入口前にいたら、なぜかマチカネくんが登場♪
カメラマンや記者っぽい人がいるなーと思ったら、「文化芸術センターの来館者が50万人達成」だって☆
50万人目の川内さんご一家には花束が贈られて撮影タイムに(こういうのにはじめて遭遇したっ)。
川内さんは「母も私も第九を歌う、第九好きファミリーです。第九にひかれてはじめて文化芸術センターに来ました」とおっしゃっていましたよ。
指揮者と日本センチュリー交響楽団、ソリストなどのプロフィールのほか、公募制だったという市民合唱団全215名の名前も載っていましたよ。
客入りの様子を撮影するために一旦入口近くまで戻ると、またもやマチカネくんが!
うん? 口もとが、えええ!? 何気に「と、ともに、とよなか」のロゴをアゴヒゲみたいにつけてるよー(何やっているんだ…笑)。
開演10分前、大ホール内はお客さんでいっぱいに(子どもからシニアまでを動員する第九パワー、ハンパない!)。
まずは、文化芸術センター総合館長の朝倉さん、指揮者の飯森さん、豊中市の淺利市長でトーク。
※飯森範親さんは世界的に有名な指揮者(映画『おくりびと』にも出演!)
お決まりのあいさつなのかな? と思ったら、コレがなかなか興味深い内容!
飯森さんが第九の第1楽章から第4楽章までで表現されていることをザッと教えてくれたので、感情移入しやすかったんですよ。
総合館長の朝倉さんは「豊中市内にはたくさんの合唱団があり、合唱が盛んという理由から今回の演奏会を企画しました」、淺利市長は「ここを音楽あふれるまちの発信地にしたい」などと話していました。
いよいよ、L.v.ベートーヴェン作曲『交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付」』の演奏が開始♪
※写真提供:豊中市立文化芸術センター(以下、ステージの写真はすべて豊中市立文化芸術センター提供)
第1楽章のテーマは<葛藤>、ベートーヴェンは耳が聞こえず、音楽家として生き続けられるのかと葛藤していたそうです。
第2章は<戦争>、第3章は<天国> をテーマにしているそう(飯森さんの当日のお話より)。
第3楽章が終わると、200名以上の豊中市民で構成される合唱団と、大阪音大で教鞭をとるソリスト4名がゾロゾロと。
そして、ベートーヴェンの<平和>への思いが込められた、「歓喜の歌」で有名な第4楽章へとつながります。
ソリストの方々の表現力はとても素晴らしくて、身震いがしてくるほど。
重厚な歌声に引き立てられたソプラノの響きの美しいこと。
※左のソプラノ・石橋さんはTVやラジオにも出演されています
ロックのライブみたいに大音量ではないのに、胸にズンズンと迫るものがあり、観ているだけなのに段々と興奮してくるんです。
思わず涙がつーっと、周りの観客も目もとにハンカチを当てていました。
演奏が終わると「ブラボー!」という喝采と大きな拍手に包まれます。
アンコールでは、観客も一緒に『きよしこの夜』を大合唱。
※プログラムに歌詞が載っていました
この日はクリスマスイブだったので、こんな照明に(キレイでしたよ)☆
みんなで合唱をする空間にいられるのはスゴく幸せなことなんだなぁと思い、じんわりと心が温まったひとときでした〜。
終演後、隣の女性から声をかけていただいたんです。
その方はなんと合唱団の練習時にピアノ伴奏を務めていた菊岡さんでしたので、急遽、コメントをお願いしましたよ。
※プログラムに名前が載っていました
菊岡さん
「プロの方と共演するということで、先生は高いレベルを求めていらっしゃいました。
※合唱監督は数々の合唱団の育成経験がある佐々木 正利さん(プログラムより)
いろんなレベルの方がいる合唱団で、ドイツ語の歌詞を暗譜するだけでもとても大変だったと思います。
ギリギリまで頑張って練習してきた成果があらわれていて、もう感動です!」
なるほどー、市民合唱団のみなさんの堂々とした風格と気迫に満ちた歌声は、入念な練習があったからだったのですね。
※演奏会当日も、練習会場が設けられていました
豊中市立文化芸術センターはグランドオープンからまもなく1周年を迎えます。
最後に、同センターの広報チーフプロデューサー・降籏さんにもお話をうかがいました。
※文化芸術センターにはノリノリな方が多い(笑)!?
ーお客さんからはどんな声があがっていますか?
降籏さん
「一番多いのは『いい響きをしている』ですね。
※木がふんだんに使われた大ホール、経年変化で音の響きが変わってくるそう
『どこの席からも観やすい』とも言っていただきます。
※2階一番後ろの真ん中からステージを観た様子
まだ足を運んだことがない方に来ていただけるよう、来年もさまざまな工夫をしていきますよ」
※今後の公演・イベント情報、施設の利用については、豊中市立文化芸術センターのホームページを参照してください
第九を聴いて、豊中で音楽を楽しむ人たちにも興味がわいてきました(TNN好みのぶっ飛んだ合唱団やアーティストを取材してみたいなー)。
演奏会に関わったみなさん、素敵な演奏と美声をありがとうございました!
■■豊中情報の投稿はこちらから■■ 《お店開店閉店やおもしろスポットなど》 |
■■TNNへの調査依頼はこちらから■■ 《謎のお店や不思議な看板など》 |
■■豊中グルメの投稿はこちらから■■ 《オススメのお店や買い食いスポットなど》 |
■■PR・告知の投稿はこちらから■■ 《イベント紹介やメンバー募集の告知など》 |
■■TNNスポンサーのお問い合わせ■■ 《記事広告やバナー広告の掲出など》 |