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TNN豊中報道。2

とよ婚

豊中発の仕組みが日本だけでなく世界の食文化を変えるかも?/庄内東町にある「フィッシュ・バイオテック株式会社」で「豊中生まれ・豊中育ち」の陸上養殖サバを見せてもらってきた

アバター画像でっしー@TNN 2022年07月07日

TNN新人ライターで大学生(就活中)の、でっしー@TNNです。

ギョーカイでは有名なのに、地元豊中ではまだまだ知られていない会社や工場・・・そんなご近所に隠れた「実はスゴい」企業をご紹介する「とよなか会社ツアーズ」。

今回は、徳ちゃん@TNNから「やっぱりぶっ飛んでる会社がある(笑)」と聞いて、庄内東町にある「フィッシュ・バイオテック株式会社」にお邪魔してきました。

地図ではこちら。

阪急庄内駅から徒歩3分ほど。豊南市場のすぐ近くにオフィスがあります。

何やらカフェのようなおしゃれさを放つこちらが、今回お邪魔する「フィッシュ・バイオテック」のオフィスです。

玄関には豊中報道”サバ”(様)との歓迎が。(汗)

オフィスの壁にもサバ。すごいサバをアピールしてくる会社だなあ…。

サバを推してることは分かったけど一体どんな会社なんだろ?さっそくお話を聞いてみましょう。

こちらがお話を伺う「サバ博士」こと右田孝宜(みぎた たかのぶ)社長。イケイケな雰囲気の社長や!(笑)

ーオフィスに入ったとたん、サバ一色でびっくりしました。ここはどんな会社ですか?

右田社長

「うちの会社では、サバの陸上養殖の仕組みを完成させるべく、日々研究を行っています」

なんでも、サバを養殖するための餌や育成技術まで一気通貫で研究し、開発した技術を他の事業者に提供することでサバの供給に貢献していくんだそう。

ーへぇ、なぜサバに特化しているんですか?

右田社長

「15年前、妻と一緒に居酒屋を始めました。そのとき豊南市場で脂の乗った大トロサバ”八戸のサバ”の美味しさに魅せられ、サバ寿司を店の看板メニューにするべく試作を重ねました。それで美味しいものが作れたので、サバ一本で勝負したら面白いんじゃないかと思ったのがきっかけです」※テーブルには「お土産にどうぞ!」とサバ缶と38(サバ)コースターが。ありがとうございます!

右田社長はのちに鯖寿司専門店「鯖や」※大阪市福島区にある「鯖や」/2021年5月撮影

さらにサバ料理専門店「SABAR(サバー)」を開店。SABAR 阪急三番街店

SABARは国内外に19店舗あるそうで「エースコック」や「CoCo壱番屋」とのコラボ商品を企画したことがあるほど大人気なんだって。※2021年3月に発売されたエースコックの「さばを味わうコク塩ヌードル」/2021年3月撮影

ーそんな会社が、なぜ養殖をやることになったんですか?

右田社長

「日本では脂がのっている大きなトロサバの漁獲量が減っています。そこでまずは和歌山県串本町でサバの海面養殖を始めました。でも海には赤潮など予測できないことが多すぎて、安定したサバの生産ができない。しかも海の資源は限られているし、海の環境を損なうこともある。そこで陸にあがって室内で養殖することで、海を汚さず、安定した供給ができるんじゃないかと考えたんです」

右田社長曰く「サバの陸上養殖が普及すれば、海がないところでも新鮮なサバを食べることができる」みたい。なるほど、消費地(東京や大阪などの大都市)のすぐ近くで陸上養殖できたら「地産地消」にも繋がりそう。

ん?待てよ、「どこでも新鮮なサバが食べられる仕組み」が完成したらかなりすごくないか??(徳ちゃんは"ぶっ飛んでる"って言ってたけど)

ーあのー、なぜ豊中でサバを養殖しているんですか?

右田社長

「15年前居酒屋を営んでいたのが、いま会社があるここでした。創業の地である豊中で、当時応援してくれた人への恩返しも込めて地域貢献がしたいと思ったからです」※右田社長が居酒屋経営時代にサバを購入していた豊南市場

右田社長アツいなぁ。豊女の私にとっては、なんだか嬉しい。

右田社長

「サバの養殖現場を見に行きますか?」

ーはい!ぜひ!

こちらが養殖場の入口。

中に入ってまずは長靴を履き、消毒をします。

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