先日、東豊台小学校の公民分館のみなさんとお話をする機会があり「こんど東豊台小学校で地域の歴史授業やるんですよー」という情報をいただいたので「細かい歴史を知るチャンスかも」と、分館のみなさんと東豊台小学校にお願いして取材させていただきました。

ってことで2月9日木曜日、東豊台小学校にやってきましたよ。

地図ではこちら、神崎刀根山線沿いにあります。

北側の入口から入らせていただきました。

授業の場所は3階の「多目的教室」。

今回の授業を受ける6年生が続々と集合、さっすが時間厳守です。

最初に、東豊台公民分館の古八（ふるはち）さんが登場。

「みんなが住んでる東豊台地域について知ってくださいね」とご挨拶。

こちらが今回のスピーカー、左が久保井さん、右が中安さん。

お二人とも、小さい頃にこの地域で育った「先輩」なんやって。

ってことで授業がスタートしました。

まずはツカミのお話、「東豊台小学校ができる前、ここには何があったと思う？？」と中安さん。

「ここはむかし、田んぼだったんだよ」と、東豊台小学校ができる前の写真が登場。

小さく「おー・・・」と歓声が上がり、いい感じの授業の出だし。

そして大昔（何十万年も前）から順に豊中の歴史を追っていきます。

これ見たことある、マチカネワニでしょ。

中安さん
「実はね、刀根山辺りではゾウの化石も見つかっているんです」

豊中にゾウおったん！？？

し、知らんかった―（汗）。

そして昔の海岸線のお話に。

豊中市も大昔は南側の3分の1くらいが海やってんて。

いやこれ、なかなか面白いぞ。

その後、この地域を治めていた武将の話なんかも出たりしながら、明治以前が終了。
※大河ドラマとかも絡んで面白かったです

続いて久保井さんが、明治以降の東豊台地域についてお話をされました。

こちらは一転してハイレベル＆マニアックなお話に。

現在のシャレールというマンションがあった場所には1500戸もあった団地があったそう。

その団地での暮らしぶり（阪急系列のスーパーがあって、など）が紹介されました。

こっちは小学生より大人の方が「あーあったわー！！」って面白がれたかもしれませんね（笑）。

最後に質問コーナー、最初はなかなか手が上がらなかったものの

徐々に手が上がり始め「どんぐりやまはむかし入れたのですか？」という質問が飛び出し

久保井さんが、ご自身の子供の頃の様子をお伝えされていました。

ここから近くの公園にある「どんぐりやま」に関するマニアックな質問がたくさん飛び出し、さすがの久保井さん、中安さんもちょっと困ってはりました（笑）。

それとお伝えしたいのが、質問コーナー終盤に出た「震災の時、モノレールはどんな被害を受けましたか？」っていう質問、少し嬉しかったなぁ。

みんなが生まれるずいぶん前の話だもんね。

最後にお礼をして授業は終了、1時間の長丁場、みなさんお疲れさまでした！

最後に、東豊台公民分館のみなさんにお話をお伺いしましたよ。
※左から服部さん、矢野さん、古八さん

―今回の授業のきっかけって？？

古八さん
「東豊台公民分館で、10年位前から“史跡ハイキング”というのを始めたんですよ」

今回、その活動の集大成として1冊の本ができあがったそう。

矢野さん
「将来グローバルな社会に出ていく子どもたちが、異文化を理解して溶け込めるよう、まずは自分たちの住んでいる身近な地域やその文化について知ってもらえたらと、今回の授業を企画したんです」

東豊台公民分館では今後も年に1回くらいのペースで、東豊台の小学生向けに講演活動を計画されているそうですよ。

TNNやってて、そこそこ豊中について知ってるつもりでしたが「長年現場に足を運んでいる方たち」からは、もっともっと学べることがあるんやなぁーってことを深く実感しました。

それにしても、いや～まさかゾウが・・・（汗）←結局一番驚いたんがそれ（笑）。

東豊台公民分館のみなさん、東豊台小学校6年生のみなさん、そして校長先生を始め担任の先生方、ありがとうございました！