こんにちは～！はぐみ＠ＴＮＮ（子連れスポット担当）ですっ！

突然ですが、皆さん「せせくらせ」という阪大の学生サークルをご存知ですか？

子連れで阪大の学祭「まちかね祭」に行ったことがあれば、ご存知の方もいらっしゃるかもしれません。

※2013年11月配信『大阪大学の学祭「まちかね祭」に行ってきた』より

「まちかね祭」において、毎年屋内企画で「創作人形劇」を披露してくれるサークルがありまして、その人形劇が、なんというか、すごく、親子の心に、イイんですよ…。

※こんな感じ／サークルのFacebookページより引用

学祭では３日間にわたり１日３回公演。

入場無料なのに、子どもには飲み物とおやつ付！（ありがたし！）

※チラシは2017年のものです

うちの子ども（3歳）は学祭で見た公演から1カ月くらいたっても、突然「鬼さんがね…」と、この人形劇の話をすることがあるくらいでして、これは取材しないとなーと！

というわけで、行ってきました！大阪大学サークル棟！

学生の手づくり人形がずらり！

－あ、こんな大物も。やっぱ阪大だからマチカネワニなんですか？

「あ・・・特にそれは関係ないみたいです」

ーそうなんだ（汗）

サークルの活動は週に２回、火曜日と金曜日。

ストーリーや人形作り、劇の練習などをして、大学近隣の保育園・幼稚園・児童館・図書館・公民館などから要請があれば、出張公演してるんですって。（いい人すぎる！）

※出張公演の様子／せせくらせTwitterより引用

また夏休みには「地方の子どもたちにも人形劇を見る機会を提供したい」と自腹で遠征して公演もしているんだそう。（な、涙出そう…）

※遠征のときはこのように移動しているとか…？（サークルのTwitterより）

サークルの歴史は古く、1969年にＥＳＳの影絵部門が独立してできたんだそう（歴史古っ！）

今となっては「せせくらせ」の名前の由来を知る人もいなくなり、「せっせと暮らす」が語源ではないかなどの諸説があるそうです。(由来をご存知の方はぜひＴＮＮまでお知らせください！）

他のサークルと共用の部室ということで、スキマスペースで練習されていました。

子を持つ親の立場から見ると天使のような若者たち（うっとり）・・・。

部員の皆さんになぜこういう活動をしているのかを聞いてみました。

「ハリネズミのハリーです。部長♀です。小さい子どもが大好きで、子どもと関われるサークルを探しててココに決めました！」

ー確かに阪大では子どもと触れ合うサークルってあんまり見かけませんもんねぇ。

「ミミちゃんです。副部長♀です。子どもと触れ合うのが好きと話したら部長に誘われまして。『創作人形劇』って珍しくていいなと」

ーふむふむ、そこに面白みを感じたんですね～。

「オニです。渉外担当♂やってます。大学生のうちにこういうサークルに入るとかしないと、大人になって家庭を持たない限り子どもと接点がないなーと思いまして」

ーへえ～！言われてみれば確かにそうですね。ちなみにこの鬼さんはうちの子のイチオシです！よく見たらデベソちゃんですね。

「つぼみちゃん♀です。サ
ークルを選ぶ過程で、人形劇をやってるのを見て、かわいいなあと思って。」

－確かに、愛おしいんですよね、この手作り感・・・。

さらにこの日は授業で来られなかったのですが、阪大の医学部の学生さん♂も部員にいるそうです。（すごい）

将来は小児科を目指していて「医師になる前に子どもに触れる機会を持っておきたい」と始めたそうです。（泣ける）

優しそうな学生さんたちを見てるだけで、ほんと、癒されます～。

部員みんなで、子ども向けのお話を創作していくそうですよ。

子どもたちの反応が何よりのやりがいだそうで「狙ってたところで静かだったり、思いがけないところで爆笑されたりするので、奥が深い」んだそうです。

温かみのある人形のつくり方のコツは、先輩から受け継がれたノートに細かく示されていまして・・・。

うわ～

上記のノートによると、板状のウレタンを貼り合わせて・・・

角を削って・・・

形を整えて、お肌や髪の毛、服を貼り合わせていくんだそうですよ。

他のコツも・・・

細かっ！ （汗）

―こんな詳細な虎の巻（？）、ＴＮＮに載せちゃっていいんですか？門外不出じゃないんですか？

「いえ（笑）これで人形劇をする人口が増えてくれるならむしろ嬉しいです」

－！！心が広すぎるぅ～！（感涙）

「お話づくりも人形も演出も自分たちでやるのってすごくおもしろいのよ」（ｂｙふくろうさん）

だそうで・・・

大学生とは思えないくらいの包容力に、いい年した大人がとっても癒されたのでした…。

お話の創作や人形づくりのノウハウを生かし、今度の夏には、池田市の小学生を対象に「人形劇をつくるワークショップ」も開催されるそうです。（豊中でもやらないかな～？）

ちなみに人形劇の対象年齢は３～8歳くらい。

大学周辺の保育園・幼稚園、児童の集まりであれば、出張公演してくれるそうなので、イベントの企画に困ったらお問い合わせされるといいんじゃないかと思います！

いや～純朴な学生さんとお人形さんたちに、はぐみ＠ＴＮＮはとっても癒されました～。

活動費はＯＢからの寄付を切り崩している状態だそう。

公演を観て心温まった方は、ぜひカンパもしてあげてください～。（学祭の時、はぐみも奮発しておきました♪）

「創作人形劇団せせくらせ」のみなさん、ありがとうございました！

おまけ：思わずカンパしたくなる部室でした…