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TNN豊中報道。2

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「施設ボランティア・地域消防団・豊中市消防局」のジェットストリームアタックで文化財を守る/1月26日の「文化財防火デー」に合わせて服部緑地内にある「日本民家集落博物館」で実施された消火訓練を見せてもらってきた

アバター画像徳ちゃん@TNN 2022年01月27日

こんにちは、徳ちゃん@TNNです。

今回は服部緑地内にある「日本民家集落博物館」で実施された「消火訓練」のようすをレポートしたいと思います。

地図ではこちらですよ。

なんでも毎年1月26日は「文化財防火デー※」に指定されているそうで

文化財防火デーの制定は,昭和24年1月26日に,現存する世界最古の木造建造物である法隆寺(奈良県斑鳩町)の金堂が炎上し,壁画が焼損したことに基づいています。

文化庁HPより引用

豊中市内でも「毎年消火訓練が実施されている」とのことで、そのようすを見せてもらえることになりました。※消防車もスタンバイしてますね

最初に今回の訓練を指揮する豊中市消防局の下村さんから、訓練の流れについてお話を伺ったんですが

豊中市消防局だけでなく、地域の消防団、そして日本民家集落博物館でボランティアをさせているみなさんも含めて訓練が実施されるとのこと。

訓練が始まるまで、ちょっとだけ時間があったので久しぶりに施設内を歩いてみたんですけど

どの建物も、国や大阪府が指定する文化財ばっかりなんですよね(豊中市文化財一覧pdf)。※日向椎葉(ひゅうがしいば)の民家/国指定重要文化財

こちらで訓練が行われるのも納得です。※摂津能勢の民家/国指定重要文化財

さて、そろそろ訓練が始まるようです。

訓練の舞台になるのは「合掌造り」でおなじみの「飛騨白川の民家(国指定重要有形民俗文化財)」の前です。

すでに訓練の準備は整っているみたい。

まずは施設ボランティアのみなさんによる初期消火の訓練。

バケツリレーチームは水を準備。

消防隊員の指導の元、リレーを完成して消火開始。

その一方で消火栓チームは、ホース格納庫からホースを出し

消火栓にセット。

放水と消火開始。

けっこう高いところまで飛ぶんですね。

続いて消防隊員の指示で

消防団のみなさんが駆けつけます。

早い早い!

放水準備をして

消火開始。

あらかじめ予定されていたとは言え、消防隊員・消防団・ボランティアのみなさんのコンビネーションが見事な消火訓練でした。※まさしくジェットストリームアタック(わからない人ゴメンナサイ)

訓練の最後に、新千里消防署の署長へ訓練終了の報告がなされます。

署長さん

「2019年、沖縄県首里城の火災では大切な文化財が失われました、こういった訓練はとても大切です」

署長さん

「大事なのは発見、通報、初期消火です」

署長さん

「博物館のボランティアのみなさんが本当に一所懸命やってくださったので、誰が消火活動をしても大丈夫だと感じました、ありがとうございます」※訓練終了後に実施された「消火器の使い方」レクチャーのようす

施設のボランティアで、今回の訓練に参加した伊藤さんは「消火器や消火栓の使い方など知らないことがたくさんあった、とても良い機会で参加して良かったです」とおっしゃっていましたよ。※左から2番目が伊藤さん

火事を発見したら周囲に「火事だー!」と周囲に知らせ、すぐに通報。そして例えバケツリレーであったとしても「初期消火」が後の消火活動にとってとても重要になることを改めて感じる訓練となりました。

消防隊員のみなさん、消防団のみなさん、施設ボランティアのみなさん、ありがとうございました!

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