みなさんこんにちは、ヤマグチ@TNNです。
今回は12月8日(日)に開催された「下水道工事現場見学会」にお邪魔しましたので、そのようすをレポートしたいと思います♪
やってきたのは稲荷山公園内の工事ヤード防音ハウスです。
地図ではこちら。
「稲荷山公園」の東豊中線沿い側の入口の隣にあります。
この大きな工事現場、通りかかった時に「何してるんやろ?」と思われていた人も多いかと思います。
今回は市民を対象としたハウス内の見学会が開催されたので、特別に取材をさせていただきました。※豊中市上下水道局のみなさんありがとうございます!
中に入ってみると、重機や色んなものがあり、物々しい雰囲気。
受付では安全の為、ヘルメットと軍手が配られました。
では、今回の見学会について、豊中市上下水道局技術部の西澤さんにお話をうかがいました。※西澤さん
――今回はどうしてこのような見学会を開催したのでしょうか?
西澤さん
――過去このような見学会を行われていましたか?
西澤さん
「生活を守るためにまだまだやっていかないといけない工事の必要性や意味を知ってもらえればと思うとともに、本来なら入ることがない地下15メートルの下水道管を見る貴重な機会を楽しんでもらえればと思います」というご挨拶から
スライドショーによる説明会がスタートです。写真は平成18年に発生した集中豪雨による浸水被害のようすです。1時間あたり110ミリもの雨が降り、豊中駅前や大池小学校前が冠水したそうです。
現在は、すでに埋まっている下水道管の流す力が大雨により追いつかない場合に、雨水を別ルートへ誘導し、一時的に水をためる貯留型の雨水バイパス管の整備工事を行っているそう。(こちらの資料が分かりやすかったです)※こちらの場所では令和2年より工事がスタート/豊中市本町,上野西地域
写真の「シールドマシーン」を使って地中を掘り進めているそうです。近年このようなゲリラ豪雨、台風、地震など自然災害が多い中、豊中市は災害に強い街づくりに力を入れているんだって。※先端のカッターがぐるぐる回り掘り進めます/重さはなんと100トンもあるんだって!
さてスライドショーでの勉強が終わった所で、ヘルメットに貼られたテープを元に3班に分かれて順番に見学していきます。
見学箇所は①下水道管内②建設機械③加泥材の実験の3つです。我々赤チームはまずは①下水道管内へ向かいます。
見学者の皆さんがキラキラした目でのぞき込む視線の先には…
ウワー!なんじゃこりゃ!(驚)
こちらは直径11メートル、地下15メートル、建物の高さ5階分相当の立坑(たてこう:縦に掘られた穴のこと)。
見学先の下水道管内はこの下にあるということで、階段を下りて行くんですが…怖っ!スケスケや~ん(汗)※1階段2人までという規制をかけて、安全に注意しゆっくり降りて行きました
下から見上げるとこんな感じ。上の穴からクレーンを使って工事に必要な機材を運び入れるそうです。う~ん人生で一度も見たことの無い光景やわ。
壁面にはどのような工事をしているのかの掲示や
クイズなどが貼られており、参加者が楽しく学べる工夫がされていました。※答えは②で約1,070キロメートルだそう/豊中市から北海道の石狩市ぐらいまでなんだって
この穴の奥では実際にもう下水が流れているそうですが、個人的に匂いはそこまで気にならないぐらいでしたよ。※職員さん曰く1時間ぐらいで鼻が慣れるそうです
ではでは出来たばかりの下水道管を見に行きましょうか。
おー、スゴイ!映画みたい!ここに水が流れているのか~。
コンクリートで出来ているし「めっちゃ寒いんかな」って思っていたんですが、先の下水管が動いている為カメラが曇るぐらい温かかったです。※1段階細くなっているところは、床が濡れていたため報道関係者のみ見学できました
参加者はスマホやカメラを使って写真撮影できました。せっかくなので豊中市の広報のみなさんと記念にパシャリ★※ありがとうございます!
凄い物見れたな~と思いましたが、下りたら上らないといけないのがしんどいところ(汗)
ヒーヒー言いながら地上に戻ってまいりました。