「まず庄内図書館と」※庄内図書館が入っている庄内コラボセンター（庄内幸町）

「千里図書館は、変わらず地域館という位置付けになります」※千里文化センターコラボ内にある千里図書館（新千里東町）／2022年7月撮影

佐野さん

――2023年12月現在では「千里・岡町・庄内・野畑」の4館が地域館ですよね。廃止が決まった岡町図書館はともかく、野畑図書館が外れるということでしょうか？

浅尾さん

「そうですね。先の話の通り（仮称）中央図書館に機能を集中しますので、野畑は分館という配置になります」

「これまでの”図書館”という施設にこだわらないような、新たなサービス展開を考えています。例えば、以前までは図書館資料を使わない自習が禁止だったのを、リニューアルしたり」

「親子で飲食可能なスペースを作りました」※写真は東豊中図書館のもぐもぐ広場／2023年7月撮影

佐野さん

「『図書館はシーンとしていて（静かで）行きにくい・・・』とならないような賑わいのある、特に子育て世代や若者が行きたくなる”憩いの場”としての図書館作りや、環境を整えていきます」※予約制ですが一時保育サービスも始まっていますよ

――なるほど、子育て世代としては嬉しいお話です！そして「サービスポイント（予約した資料の受取と返却に特化した施設）」を豊中駅構内と、緑地公園駅周辺エリアに新設されるんですね。

浅尾さん

「どちらも市民の通勤・通学の中心となっている駅です。短い滞在時間でサッとスムーズに本の受取・返却ができるよう、予約機を使ったサービスを予定しています」

「最後に服部図書館ですが、こちらはサービスポイントへの変更、もしくは廃止となります」※2020年10月撮影

――うーん・・・私もそうなんですけど、やっぱり”図書館の本棚に並んだ本を自由に選ぶ”というのは特別な体験のように思えます。存続や分館へのリニューアルを希望する意見はないのでしょうか？

佐野さん

「もちろん届いております。初めは螢池図書館と高川図書館もサービスポイントになる予定でしたが、市民のみなさんの声を聞いて、分館（リニューアル）になったという経緯もございます」

「ですが服部図書館だけは、（仮称）中央図書館の第一候補地（曽根駅前）・第二候補地（豊島公園）共に距離が近く、サービス圏内となっておりますので、豊中市としてはそちらをご利用いただきたいと思っております」

――う～ん、岡町図書館も候補地から近いこともあってそのまま廃止になりますし、少し前に廃止された庄内幸町図書館も、新設された庄内図書館が近いですもんね

浅尾さん

「図書館利用が困難な市民へのサービスとして、動く図書館のルートを増やしたり」

「点字や音声、電子書籍の充実や、郵送サービスも考えております。場所にこだわらない、誰もが利用できる読書バリアフリーを目指していきます」

佐野さん

TNNでは「候補地の確定」や「スケジュール」など引き続き話題にしてみたいと思います。

佐野さん、浅尾さん、お忙しいところお話を聞かせていただきありがとうございました！

　

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