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TNN豊中報道。2

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岡町の住宅街にある「国指定名勝 西山氏庭園(西山家住宅)」が特別公開していたので「枯山水の庭」に立って侘び寂びを感じてきた

アバター画像ヤマグチ@TNN 2023年06月03日

みなさんこんにちは、ヤマグチ@TNNです。

先日豊中市のホームページをみていた所、こんな記事を発見しました。※豊中市ホームページより引用/現在は募集を終了しています

岡町にある"大正~昭和のロマン漂う"住宅と庭園が一般公開されるんだって。

案外歴史好きのワタクシ。最近では本町3丁目の遺跡の現地説明会に参加して、とっても楽しかったんですよね。※2023年2月撮影

メールで申し込んだら(運良く)当選したので、見学に行ってみました!

地図ではこちら。

岡町駅に降り立ち

グーグルマップを片手に西へ歩いたのですが…めちゃくちゃ住宅街(汗)

ホンマにあるんかな…?と思いながら歩くこと数分、立派な塀が…

ここかー!めっちゃ住宅街にありますね。

こちらが「国登録有形文化財・西山家住宅」です。※右上のQRコードを読み込むと、大阪文化財ナビのページへ飛びます/リンクはこちら

この日は2023年第1回目の特別公開日ということで、時間をずらしながら少人数での見学会が行われていました。※メールまたは往復ハガキでの募集でした

パンフレットと許可証いただいて※見学時間は30分間

行ってみましょう!お邪魔しま~す♪

こちらが配られた、西山氏庭園と西山家住宅の平面図です。※クリックで拡大できます

入ってすぐにある「離れ」から行ってみます。

4.5畳の茶室があります。小さいながらも凛とした佇まい。

そして廊下を抜けて、座敷へ行くと…立派な枯山水のお庭が!

白い砂に苔むすお庭。うわー、京都のお寺とかでみたことある。豊中にこんな場所があったなんて知らなかったな~!

今回説明してくださったのは、学芸員の陣内(じんのうち)さんです。

陣内さん

「この庭は昭和の人気作庭家(さくていか)重森三玲(しげもりみれい)が、京都の庭師と共に手掛けた作品になります。※重森三玲 直筆の扁額/岸和田城や、東福寺本坊などを手掛けた

古典を知り尽くした上で彼は「永遠のモダン」を追究し、独自のスタイルで庭に斬新なデザインを取り入れ、生涯に200余りの作庭を手掛けたことで知られています」※重森三玲が古典的な庭園の実測調査を行い成果をまとめた「日本庭園史図鑑」

陣内さん

「この座敷から見える庭は青龍庭(せいりゅうてい)と呼ばれており、奥部に組まれた滝石組(たきいしぐみ)を龍の頭に

優美な曲線を流れて下る枯流れ(かれながれ)を龍の胴体」

陣内さん

「そして白川砂による盛砂を玉に抽象した庭になっています」

その場で見てると「んー?」となりましたが、改めて平面図で見てみると玉を抱く龍に見えますね!すごい!※作庭された年の干支が辰年だったことや、青龍が東の守り神であったことにも因んでいるそうです

「よければこちらにどうぞ」と勧めていただいたので、一番お庭が美しく見える廊下から眺めてみました。

こちらが廊下に「立って」見た庭。

そして廊下に「座って」見たお庭。盛砂がより近くダイナミックに見えますね。座ってみる方が美しくなるように、計算されているんですって。いや~すごいな~!

「離れ」を抜けて廊下から繋がる階段を上ると

 

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