• JPM

TNN豊中報道。2

借り物やガムテープで補修した楽器で練習に励む中学生に「自宅で眠っている楽器」を寄付して「がんばれー!」って応援してみませんか?/10月から豊中市で「楽器寄附ふるさと納税」という取り組みがスタートしてる

アバター画像チカ@TNN 2025年11月04日

みなさんこんにちは、チカ@TNNです。

2025年10月から豊中市で「楽器寄附ふるさと納税」という取り組みがはじまっているそうです。豊中市HPより引用

どうやら使わなくなった楽器を寄付するようなんですが、寄附なのに「ふるさと納税」とは一体どういうシステムなんでしょうかね。楽器寄附ふるさと納税HP

気になったので、市役所へ行って調査してきましたよ。

窓口である教育委員会事務局に突撃。

教育総務課の松本さんに詳しくお話を伺うことができました。

ーー「楽器寄附ふるさと納税」について教えてください!

松本さん

「家庭などに眠っている楽器を、自治体を通じて学校に寄附できる制度です」

ーーへ~。すごい仕組みですね。すでに寄附されている楽器はあるんですか?

松本さん

「査定などで寄附までに1ヶ月ほどかかるので、まだ実際の寄附までは至ってませんが、何件か申込みはあるみたいです」

ーー査定があるんですね。壊れていたら使えないからとか?

松本さん

「もちろん、寄附いただくのは少しメンテナンスをすれば使えるもの限定なんですが、それ以外に」

松本さん

「ふるさと納税の仕組みを利用して、寄附した金額に応じて税額控除を受けられるんです。ふるさと納税という名前ですが、豊中市にお住まいの方が豊中市に寄附した場合でも控除を受けられます

ーー普通の「ふるさと納税」とはシステムが違って、自分が住んでる市であっても寄付ができるんですね!大阪府下初の取り組みだそうですが、なぜこの取り組みを?

松本さん

「小中学校の吹奏楽部で楽器が足りない状況を、なんとかしたいという思いからはじめました」

※現在寄附先になっているのは中学校5校のみですが、小学校でも足りていないんだって

ーー楽器って高いですもんね・・・。

松本さん

「そうなんです・・・予算にも限度がありメンテナンスにも費用がかかるため、今は少ない楽器を学校間で貸し借りしてなんとか工面している状態です」

※どの学校がどの楽器を必要としているかは楽器寄附ふるさと納税サイトでチェックできます

ーー楽器に思い入れのある方が多いと思いますが、子どもたちに届いたあとの楽器がどうなったかはわかるんですか?

松本さん

「この楽器寄附ふるさと納税は返礼品がないんですが、代わりに寄附を受けた生徒たちから必ずお礼の手紙が届きます」

※中には定期演奏会への招待などをしてくれる学校もあるんだそう

ーー手紙で楽器が大切にされてる様子が分かったら嬉しいですし、寄附で税もお得になったらwin-winな制度ですね。

松本さん

「ただ・・・普通に楽器を売るよりは査定額が少なくなってしまうので」

松本さん

「それでも子どもたちに何かしてあげたい地域貢献したいという想いのある方に制度を知っていただけたらと思います」

ーーなるほど。どんな状態の楽器で子どもたちが練習しているか分かるといいんですが・・・

松本さん

「よかったら、今からXの取材で十三中に行くので一緒に行きませんか?」

ーー教育委員会のXではそんな情報発信もしているんですか?

松本さん

「今教育委員会ではXの発信に力を入れていて、楽器寄附ふるさと納税の参加校にインタビューにいくんです」※教育長「実は良いことやっている教育委員会が、公式Xで今までのお役所的な堅さを破った面白い配信をしていますよ!」

ーーそれはぜひ一緒に行かせてください!

ということで、松本さんと豊中市立十三中学校にやってきましたよ。

アムパチーノ
 

一覧を見る

TNNメンバー 自己紹介


 

イベントスケジュール

カテゴリー