会場も整い、無事にスタート。
体育館では「簡易ベッドの組み立て方講習」と「心配蘇生法の訓練」。そして「ドローンの展示」が行われていました。
「簡易ベッドの組み立て方講習」では
自分たちで組み立て作業を行ったり
横になってみたりと、実際に使う時を想定して訓練に励んでらっしゃいました。(寝心地を聞いてみると「案外悪くないけど、降りるときに膝に負担がかかるなぁ」とのことでした)
そのお隣では、北消防署による「心配蘇生法の訓練」が行われていましたよ。
人形を使った訓練もなかなかする機会がないので
お話に沿って、真剣に取り組んでらっしゃいました。
そして珍しそうにのぞき込んでいたのは
「ドローン」ですね。
こちらの「災害対応ドローン」の正面に、はカメラとスピーカーがつけられていて
災害現場上空から撮影した映像を、現場指揮本部の大型モニターや各消防隊が使用するタブレットなどに繋げることで、一刻も早い人命救助活動につなげることができるそうです。
今回の訓練では、実際に災害対応ドローン隊「KITE(カイト)」の隊員さんが操作しているようすを見せてくださいました。
機械音と共に動き出したドローンは、体育館の端にいても扇風機のようにプロペラの風を感じられます。
職員さんいわく「災害時に活躍が期待されるドローンですが、機械自体も音がでるので、なるべく笛を吹いたり、手を振ったりしてもらえると見つけやすくなりますので、ご協力お願いします」とのことでした。
体育館での訓練を終えて、場所を運動場へ移します。
こちらでは、訓練の最後に消防車を3台使った救助訓練が実施されました。
校舎の4階に取り残された要救助者をレスキューするというシチュエーションで
大きなはしご車を延ばして救出!
クライマックスには、ロープを使った脱出が行われると
子供たちからの歓声と、大きな拍手が送られていました。
最後に、訓練に参加されていた市長に、今回の防災訓練についてお話を聞きました。※豊中市の長内繁樹市長
市長
今回の訓練に参加して、やることが決まっていても、実際に準備をすることは本当に大変だなと感じました。
ましてや主体となって動かれていたボランティアの人達も、実際に災害が起きれば「被災者」になります。
そうなった時に、円滑に事態を進めれるように、地域の人たちと日頃からコミュニケーションを取っておくのは大切なことなんだなぁ、と感じました。※そのためにTNNでも、ご近所さんとお話できるような話題を提供したいと思いましたね
短い時間でしたが、改めて防災について考える良い機会になりましたよ。
参加されていたみなさん、お疲れ様でした。ありがとうございました!