こないだ、豊中市のホームページでこんなん見つけたんですよ。

2019年10月末時点で豊中市内で発生した特殊詐欺被害の件数が「過去最悪」なんだそう・・・。

けっこう前からテレビなどでも頻繁に注意喚起されていると思うのですが、まだまだ被害が拡大しているんですね。

もしかしたら新手の手口とかあるんでしょうか、同ホームページに情報を掲載していた「豊中市 くらし支援課」に行って豊中市内での具体的な事例を聞いてみましたよ。

対応してくださったのは、くらし支援課の課長補佐、上田さんです。

ー市のホームページを見て正直びっくりしました

上田さん

「10月末で特殊詐欺被害は134件発生していまして、過去最悪となっています」※平均被害額こそ少なくなってますが、件数は近年で断トツに多い状況／被害額1.8の単位は「億円」です

ー具体的に豊中市内で多い手口は？？

上田さん

電話で「国民健康保険の還付金が戻るので」とATMに誘い出し、操作させて送金させるものだそう。

ーけっこう昔からある手口だと思うんですが、まだまだ被害があるんですね

上田さん

ー他に多い手口ってありますか？

上田さん

ー電機店？？

上田さん

最終的には、カードを預かりに銀行協会を名乗る人がやってきて、クレカ機能付きのキャッシュカードなどを暗証番号とともに盗まれてしまうんだそう。

ーやっぱり高齢者が被害にあっているんでしょうか？

上田さん「被害にあっている人全体の85％以上が65歳以上、また全体の45％以上が80歳以上です」

それで高齢者向けに市のホームページに掲載されてたセミナーをやるってことか・・・。

上田さん

電話に取り付けると、こんなイメージ。※両面テープでつけるだけです

受話器を持つと「振り込め詐欺防止のため通話内容を録音します」と爆音でアナウンスされ、通話内容を録音。

受話器を置いたあと、横の黒いボタンを押すと、録音内容が流れる仕組み。

見た目はおもちゃっぽいですが、恐ろしくクリアに録音されててびっくり（汗）。

上田さん

上田さんによると「ほとんどの詐欺は電話から始まる」ということなので、この活動で少しでも被害が少なくなってほしいですね。

セミナーはくらしかんだけではなく、千里や蛍池、庄内などの各公民館で何回も実施されるそう。

上田さん

12月まではセミナーのスケジュールが出ているので、ご家族やご近所さんなどにお勧めしてみてはいかがでしょうか。