って、え？

「グルメは、ちや＠TNNじゃないの？」って？

いや、それが・・・

ちょっと言いにくいんですけど・・・

ちや＠TNNは・・・豊中ではないどこかへと旅立ってしまい・・・

ちや＠TNN

「勝手に旅人にすなー！！」

あ、サーセン（汗）。

ちや＠TNNは、現在別のお仕事にかかっておりまして、4月中旬くらいまでは「不定期登場のレアキャラ」になります。

ってことで、今回のグルメネタは、読者さんのこんな情報からスタートしたいと思います。

土日限定のパン屋さんだって！

ってことで、3月19日（土）の午前中にお店へ行ってみましたよ―。

地図ではこの辺、庄内西小学校の北側です。

あ、ちゃんと

「営業中」って出てますね。

情報通り、土日限定と書いてあります。

なかなか手作り感あふれる外観ですね。

ってことは、素朴な「あんぱん」とか「クリームパン」みたいなんが置いてある・・・のかと思いきや！

な、なんかカタカナがいっぱい並んでるんやけど（汗）。

まー見てみればわかりますよ、さっそく許可をいただいてお店の中へ。

扉開けたら、目の前にパンが並んでる！

フレーバーメロンパンだって。

その横にはバタートーストロール、初めて見たパンかも。

こちらはシュガーベーグル、食べたこと・・・ないかも（汗）。

他にもスイートポテトデニッシュとか

アップルパイに、NYクリームチーズパイ！？？

場所に似合わず、とかいうと怒られちゃいますけど、めっちゃオシャレなパンやパイが並んでてびっくり！

ご主人に「めっちゃスゴいお店でパンを焼いてはったんですか？」ってお伺いしてみたところ

ご主人

「いやーもともとは機械のエンジニアで」

―え？ではどちらでパンを？？

ご主人

「沖縄で」

―はいーーーっ！？？

もともとは大阪生まれのご主人、機械のエンジニアからサトウキビ農家に転職されたそうなんですが

ご主人

「サトウキビって土地を作って植えたら、収穫まであまり手が掛からないからね、時間が余って」

養豚のお手伝いや、乳牛の搾乳機を改良したり（さすがエンジニア）していたところ、軽トラックでクレープや焼き鳥を販売する人と出会ったんだとか。

ご主人

「その人がプロの料理人でね、私も何か作って販売したいと思ったんですよ」

その料理人さんからパンの作り方を教わって、移動しながらメロンパンを販売したんだそう。

ご主人

「もう、めちゃくちゃ売れてね、子どもたちに喜んでもらっていました」

ところが、当時本土で流行っていた移動式のメロンパン屋さん（ちょっと前にありましたよね）が沖縄にも進出してからは、売れ行きも悪くなり、大阪に戻ってこられたんだそうです。

現在は土日限定ながら、縁のあったこちらの場所でパン屋さんをやってはるんですって。

※コーヒーも注文できます

いやーめっちゃ面白い話やなぁと思ってたら、お店の扉がガラガラと開き

「自転車パンクしてーん、直せる？？」と、ご近所のお父さん。

ご主人

「いつまで？夕方？そこ置いといて！」

―あのー、自転車屋さんもやってるんですか？

ご主人

「自転車屋っていうほどのことはないけど、この辺りに自転車屋さんがなくなってお年寄りが困ってるから」

さ、さすがエンジニア（汗）！

店内ではコーヒーなどのドリンクを注文して

イートインスペースで食べることもできます。

イートインコーナーには、沖縄の貝で作ったアクセサリーが飾られていましたよ。

ってなわけで、パンを買って食べてみます。

―あれ、ご主人これって犬の？？

ご主人

「お店の名前、ブーカっていうのはウチの愛犬の名前でね」

最後の最後まで面白いお話ありがとうございます（汗）。

こりゃー近いうちにテレビ来ちゃうんじゃないかなー（笑）。

ではでは、パンをいただきますよー。

こちらはNYクリームチーズパイ！

チーズのほのかな酸味がさーっぱりしたクリーム！

あとからじんわり甘さが追いかけてくる感じですね。

パイ生地もパリパリすぎず、柔らかすぎず、優しい絶妙食感、これはホンマに美味しいわ。

お次はスイートポテトデニッシュ。

こちらはパリパリの生地ですよ！

ポテトの甘さがまろやかで、いもの自然なお味がごまの香ばしい風味と相まって、めっちゃ美味しいです。

取材中にメロンパンが売り切れちゃって、ご主人自慢のメロンパンは食べ損なっちゃったんですけど、地元のお客さんと会話されているご主人がとってもイキイキされていて「うちの近所にもあったらな～」って思っちゃう、ステキなパン屋さんでしたよ。

「美味パン」をお求めの方、ぜひお店に行ってみてください。

ご主人、最初っから最後までめーっちゃ面白いお話の数々、本当にありがとうございました！

りるりょーさん、情報提供ありがとうございました！