上新田にある「旧新田小学校校舎」の一般公開がスタートしたので、見に行ってきました。

地図ではこちら、不二家レストランの近くにあります。

毎年この時期にやってるんですけど「見てみたいなぁ」と思いつつ、これまで一度も訪問したことなかったんですよね。

この「旧新田小学校校舎」は1900年（明治33年）に建築されたもので

昭和48年まで小学校として使われていたそうです。

100年以上も前に建設された小学校、どんな感じなんでしょうか。

さっそく正面から中へ、と思いましたが

とりあえず校舎の周りを観察してみることに・・・。

これはたぶん・・・井戸！？？

その向こう側には水道があったりするので

さすがに途中からチェンジしたんでしょうね。

時代を感じさせる扉。

「校務員室」でしょうか。

へりを回って

学校の裏手（天竺川サイド）へ。

窓の部分に金網が張ってありますけど、木造校舎の温かい雰囲気が残っています。

手前の石が並べてあるところは、花壇だったのかなぁ。

奥へ行くと

これは池の跡かも。

※写真見て気が付いたけど、奥のレンガも気になる（汗）

さらにヘリを回って正面へ。

あ、下駄箱あるー！

ちょっと中を拝見・・・

砂が微妙に残っていて「最近まで使われてた」ような雰囲気をリアルに感じます。

ではでは、正面から校舎の中へ入っていきますよ。

立派な木の床、スリッパで歩いても、その重厚さを感じます。

豊中市の職員さんに、資料をいただき

いよいよ教室へ。

訪れたのは14時半くらいだったんですが

オレンジの光で「放課後」っぽい雰囲気が演出されてますね。

教壇に立った視点から。

あ、教壇側からながめて気が付いたけど・・・

前の方の机が小さく作ってある！

高さが調整できない机だから、最初から低くしてあるんですね。

そして教卓に引き出しを発見。

ちいさなメダルがあったり・・・

しないわな（汗）。

教室には、こんなものも。

「大正のオルガン」だって。

お、ペダルがハイカラですね！

教室以外にも、展示室があったり

音楽室には、先程と似たオルガンや

足踏みミシンが展示されていました。

この部屋は？

「放送中」・・・

放送室かぁ。

毎年一般公開されている旧新田小学校校舎ですが、2017年は新しい試みとして卒業生の方に解説をお願いできるんだそう。

※校舎について楽しく教えてくださった山田さん（左）と籔床（やぶとこ）さん（右）

山田さん
「私は昭和28年卒業、その時は村立新田小学校だったんですよ」

豊中市ではなく「三島郡上新田村」だったそうです、豊中市になる前だったのね。

籔床さん
「私は昭和29年卒業、この時は市立でした（笑）」

―ええーっ、ちょうど上新田村が豊中市に編入されたあとに卒業されたんですね

山田さん
「私と籔床さんの間で変わったんです（笑）」

うわー、このコンビなかなか面白い！

籔床さん
「ガリ版刷りも体験していってください」

白い紙に

版を当てて、上からローラーでスリスリ・・・

できた―

と、思ったら"はしっこ"が甘かった（汗）。

旧新田小学校校舎の一般公開は、11月5日まで。

豊中市の職員さんによると、年配の方だけでなく若い人もたくさん見学にやってきてるそう。

時間は10時から16時までと短いですが、3連休にもなっているので「レトロな雰囲気味わいたい」「写真撮りたい※」って人は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
※撮影OKスポットだそうです